古墳時代(中学歴史9)

 300年から6世紀までを、古墳時代という。卑弥呼の親戚であるイヨ(壱与)が亡くなると、国内は混乱したが、5世紀に、大和政権が統一した。この政権では、王の上に王を意味する大王という位を置き(後に、天皇といわれた)、大和政権をつくる際に手伝った人々や、その子孫に高い位を与えた氏姓制度をつくった。

 中国は、南北朝時代朝鮮半島は、北部に高句麗、東部に新羅、西部に百済、南部に加羅伽耶)があり、争いが絶えなかったため、日本に逃亡する人々がいた。この人々を渡来人といい、須恵器などの新しい技術を伝えた。また、加羅を滅ぼそうとする高句麗新羅連合軍に対して、加羅を守るため、倭(日本)は、百済と協力して戦ったが敗北したため、加羅は、562年、新羅に吸収された。この戦いにより、百済と仲良くなり、漢字仏教儒教が日本に伝来した。

 代表的な遺跡として、仁徳天皇の墓とされている大阪府堺市大仙古墳(大山古墳)がある。この古墳の形は、前方後円墳で、周りには、人や動物をかたどったはにわが多く埋められている。

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