「引き算どうしは足し算してから引き算ができる」を説明する方法
例えば、「 53ー32+28ー68+22+47」という式をくふうして計算せよ。と言われて、
「53+47+28+22ー32ー68」となり、
「53+47+28+22 ー(32+68)」となり、
「100+50ー100」となり、
答えが、50となります。
この太字の部分が、理解できない方もいることがあります。
そこで、共通因数の原理を持ち出して、
ー32ー68=(ー1×32)+(ー1×68)=ー1×(32+68)=ー(32+68)
と説明しても、さらに混乱をまねくと思いますし、小学生には使えません。
そこで、2つの方法を考えました。
1つ目に、数字ではなく、文字を利用することです。
例えば、「あいことば」から「あ」と「い」をひくと「ことば」となり、
「あいことば」から「あい」をひいても「ことば」となるので同じ意味となります。
このことから、「あいことば」から「あ」と「い」をたしてからひいたと説明ができ、
「あいことば ー あ ー い =ことば」が、
「あいことば ー ( あ + い )=ことば」となって
納得してもらえるかもしれません。
2つ目に、絵を利用することです。
上は、人から、頭をひいて、左足をひいたら、胴と両手と左足が残った図を示し、
下は、人から、頭と左足を一緒にひいたら、胴と両手と左足が残った図を示していて、
どちらも、同じ答えになります。
このことから、一つ一つ引くことと、初めに足してから引くことが同じ意味になり、
納得してもらえるかもしれません。
※ 図が教育上問題があるかもしれません。申し訳ございません。
以上です。何かの役に立てたら幸いです。